電話のチカラ(平成17年2月13日)
新聞にこんな記事がありました。三井住友生命の話です。それまで三井住友生命では生命保険が満期になったとき、契約更新をお願いする方法としてハガキで案内していました。どの保険会社も殆どが文書による案内でした。しかし、この方法ですと契約更新率が上がらず解約に歯止めがかからなかったそうです。そこで考え出したのが電話。直接、電話で契約更新のお願いを始めたところ見事に契約更新率が向上したのだそうです。この実績をもとに三井住友生命ではコ−ルセンタ−を2倍に拡張して全ての案内を電話に切り替えて確実に成果をあげているそうです。 さて本題です。では歯科医院ではどうでしょうか? 実はあるのです、電話のチカラ。鶴見の医療法人Y歯科医院ではリコ−ルの案内を全て電話で実施しています。その効果たるやリコ−ルによる来院率がなんと40%に達しています。ハガキによるリコ−ル効果がせいぜい5〜10%であることを考えると驚異的な来院率と言えるのではないでしょうか? この話を方々の先生方にするのですが、殆どの先生方は「そんなの手が足りなくて無理だよ」といって取り合ってくれません。さあ、あなただったらどうしますか? 毎日少しずつ、1ヶ月をかけて案内すればいいのです。そう考えればさほど難しいことではないと思うのですが。直接声をかけることの大切さを感じている人とそうでない人との差がこんなところにも現れるものなんですね。
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